妖精と珍獣のあいだ。

そんなこんなで25日にビョーク様にお会いしてきました@大阪城ホール
RSRをのぞけば初のライブ遠征です。まぁ会場内で関西弁を聞かなかったので
ほとんどの人が遠くから足を運んでたのかもしれませんが。
ビョーク様は「歌姫」なんて安っちい言葉がお似合いにならないほど、
妖精のような獣のような面白き生き物で、あぁビョークちゃんだにゃーと安心。
会場内でかかってる音楽のごった煮感がとてもビョーク様っぽいなーと思ってたら
突如沖縄音楽ばかり何曲もかけてしまうとこもまたビョーク様っぽい。
Earth Intrudersは非常に格好よくてArmy of meもかっこよかたです。
Pagan Poetryはとっても好きな歌なのでうれしかたです。
All is full of loveとかアンコールOceaniaとかびっくりするほどさらっと軽くて、
今のモードは荘厳とかとは違うのよ、と言っているようでした。
HyperballadからPlutoあたりの本編ラストでにゃほにゃほと踊り狂いました。
とてもダンスミュージック。最近のビョーク様はダンスミュージック。
余談ですが、アンコール2曲目、
♪Higher Higher は生で聞いても♪速ーい速ーい にしか聞こえませんでしたとさ。


その他。
「あるぅりぃがとっ」って巻き舌で言ってたのが可愛かったねぇ。
メンバー紹介していい?って聞いたら電子DJ担当の方に「NO!!」と断られたのは
これまた可愛らしかったねぇ。アンコールで紹介はしたんだけどね。
鳥類と兵隊の間、みたいな恰好をした金管+コーラス隊はアイスランドの方なのね?
あの人たちの振り付けは考えられたものなのかしら?自由だったけど。
あと、金管に囲まれ自分に向かって吹かれる状況はかなり耳が痛いと思うんだけど、
好き好んでそれをやってしまうビョーク様の神経が素敵だな、と思いました。


もっとその他。
火が吹くのを観たのは初めてかもしれない。
ライブ映像見ても生で観ても、不思議電子楽器の正体はわかりませんでした。
それどころかドラムにまで不思議な物体を置いていて謎は増えるばかり。
隣の方は海外から来られたのでしょうか?ブラーヴァと何度も言っていて、
さすが日本人とは違うな、と感心を抱きました。ブラヴォーじゃないよね、と。
ビョーク様のひたいは光る。
前半に振り回していた蜘蛛の糸的なものがちょっとだけ長州小力に見えました。
ごめんなさい。




以下、たぶん合ってるセットリスト。
1.Brennid Bid Vitar(1曲目っていうかSEかな
2.Earth Intruders
3.Hunter
4.Pagan Poetry
5.Immature
6.Undo
7.All is full of love
8.Pleasure is all mine
9.Hidden Place
10.Desired Constellation
11.Army of me
12.I Miss You
13.Who is it
14.Vokuro
15.Wanderlust
16.Hyperballad
17.Pluto
E1.Oceania
E2.Declare Independence


初っ端泣いて後半楽しくなった、そんなライブ。
もひとつ余談ですが、
初遠征!とはりきり無駄に洒落込んでお出かけしてよかった。
ブーツで足が痛くなった(長時間ヒールなんて無理です)けど、
周りがそこそこ歳の方ばかりな上、可愛い&高そうな服装が目についたので、
minaやら何やら着込んだのは正解でした。気後れするタイプなんすよ、オイラ。
Homogenicのジャケットばりにお団子した女性とかが普通にいるんだもの。
しかも可愛いんだもの。うん、観客もビョークちゃんも可愛かったなー。


<追記>
不思議電子楽器の紹介。reactableという名前があるのね。
楽器というより機械に近い感じだったなー。
YAMAHA製のTENORI-ON
http://www.yamaha.co.jp/design/tenori-on/
■音楽技術研究者たちによる博士号プロジェクトとして開発されたreactable
http://wiredvision.jp/news/200708/2007082121.html
http://wiredvision.jp/news/200708/2007082222.html