Cocco Live Tour 2006 〜ザンサイアン〜@福岡サンパレス

みんな聞いておくれ。セットリストを初めて覚えてるんだよ。
誰か褒めてくれよ。ミラクルだよ、全部覚えてるなんて。
ってことで「ライブ」というカテゴリを作って以来初めて、
まぁまぁライブレポと呼べそうなものを書きます。ので、"もの凄く"長いです。
ネタバレが過剰にあるのでご注意をば。文章に中身がないのにもご注意をば…。


本当に長いよ?


 開場に間に合わない!と必死こいて珍しく高速使ったりしながらはるばる福岡へ。(高速使って良かったよ。虹が見られたから。半円の綺麗なやつで、真ん中に入道雲があって!素敵!)別に指定席だから間に合わなかったらどうなんだって話よね。うん、ガチャガチャしたかっただけです(会場アナウンスのお姉さんが「品切れが予想されますのでお早めにガチャガチャしてくださいませ」って「ガチャガチャ」という名詞でなく「ガチャガチャする」という動詞として言うのに笑った)。100円玉用意して行ってみました。日頃グッズには興味がない子なんだけどね。

いくら使ったとか聞いちゃダメですよ?RSRガチャガチャで鍛えられたのか、人に「交換しませんか?」というのにためらいがないのでゲット品はダブリなし。一人で行ったので話し相手探しにもなりました。交換してくれた方々、本当にありがとう。象さんバッジも無事ゲット。


 観客は20代女性がほとんど。リゾートワンピは流行りだからかCoccoファンだからか異様に多い。綺麗目な方が多かったので見ていて楽しかったね。私、変質者じゃないよ?あまりライブハウスでは見掛けないタイプの人(要は普通の人)が多く、mina服で行った私も見た目的にはこっちの世界に紛れられてちょっと嬉しい。指定席と言われると異様にお洒落ぶってみる私も私だな。


 ローディーさんの赤毛モヒカンがフットライトに照らされて綺麗だなぁ、と思うも束の間、ライブの始まりは「音速パンチ」。前奏がSE代わりに丁度良いのね。(そういえば歌に入る直前のギターのカッティング音を聴いてアベだアベだと発売前に騒いで居た人がいたっけ。どう聴いても長田さんの音じゃないか。)ちなみに、音が悪いと私に悪評判の福岡サンパレスはカッティングの音なんて綺麗に再現できませんでしたとさ。ショックでしたとさ。続いて「首。」も始まった瞬間の心中盛り上がり度に対し、弦がいない(その分はキーボードでやってた)ことによる音の薄さがちょっと…。「眠れる森の王子様」はとても良かったね。演奏し慣れてる感じ。あっちゃんの声も伸びるなー。


 で、初めのMC。「あっちゃん可愛い〜」の声に対して「うるさいっ」と言うのはもう本当の感情というよりネタに近い感じ。「あっちゃんカッコイー」と、なんとかタルラジオさんのように言う人もいたね。って感じで終始ほのぼのなMC。Coccoニコニコ。覚えてるのは、初めの「Coccoです。知ってるよね(笑)」。なんでも、前ツアーのときに福岡で買った靴をまだ履いているらしく、活動中止時にわざわざ福岡へ靴を買いに来たそう。足のサイズが25センチなのに24センチのサイズが足に合ったから買ってみたけどまだ履いてないとか。


 MC終わって「Swinging night」。ネギがアップライトベースに持ち替えての演奏。CDでは高桑圭(GREAT 3)が演奏しているので出てくるのかと思っていたけど、最後までいつものTeam Coccoのままでした。っていうかネギアップライトも演奏できるんだ?と思ったらそうでもないようで。音は素敵なのに演奏姿がなんとなく拙い。面白いな。あっちゃん踊ってました。長く踊りすぎたのか間奏終わってマイクをもぎ取るように歌うあっちゃん。「夏色」、「blue bird」(こんな曲もやるのね)としっとりめな曲が続き、お次の「Drive you crazy」の曲初めはネギとあっちゃんにピンスポットライトが。2人のラブラブPVの曲だものね。ネギが異様に楽しそうで音もこうやって聴くと凝っててとっても楽しい曲でした。


 日頃行くようなライブでは見ることがない(スカパラはやるよね)メンバー紹介。楽屋でバストサイズを測る遊びをしたそうで、大きい順に紹介。G.長田進→Key.柴田俊文(「店長」としか紹介されない)→Ds.向山テツ→B.根岸孝旨→G.西川弘剛→Vo.Coccoの順だったかな?っていうかCoccoは74センチとばらしちゃって良いのか?西川君はGRAPEVINEの人ね。名前で呼んだことがなくていつも「ねぇねぇ」で誤魔化してるから「何て呼べばいい?」とか「あっちゃんって呼んでね」とかやってたな。「あっちゃん」、「ひろくん」で一度呼び合ってはみたけど結局恥ずかしがって他メンバーと同じく「西川」になりましたとさ。アーティストだから音で会話すれば良いのだそうよ。
 今回ツアーの目玉企画なのか、持ち歌全部から抽選で3曲やるコーナーへ。100均で買えそうな赤いファイルにグッズのステッカーを貼ったやつを「上等だろ?」と何度も自慢げに見せるあっちゃんが可愛かった。曲名を書いた紙を入れた箱が普通のダンボール箱に「?」と手書きしただけのものだったのも可愛かった。「本当はやりたい曲があるんだけどね」と言いながら残念ながらその曲は出ず。やりたかったのはバンドメンバーが演奏できないであろう曲だとか。悪いやっちゃのー。で、実際に出たのはいきなり「ポロメリア」!!!場内がたぶんこの日一番盛り上がっただろうその瞬間にネギは必死に譜面を探し出しました。会場、大歓声→笑い(失笑?)。あっちゃんは大歓声にどうすることもなく「ジャカジャン!」とか言いながら箱からどんどん紙をひく。もひとつが「卯月の頃」と「ひよこぶたのテーマ Part2」。もう個人的に大当たりひいた気分です!ファン全員大拍手の曲と個人的に大好きな曲とある意味聴いてみたい曲が一気に!幸せじゃ。
 この辺だったか、親に言わされたであろう幼児が「あっちゃんかわいい」とえらい可愛らしい声で言うのに対し、あっちゃんは「お前が可愛い」とオフマイクで断言。いやー、あっちゃんの方が可愛いよー。


 演奏された「ポロメリア」はみんな座ってアコースティックな感じでそりゃぁもう期待通りの素晴らしさでした。聴けて良かった。「卯月の頃」はキーボード一つでしっとりと。テツさんがアンプの陰に座っているのに気付くまでは号泣しながら聴いていました(泣かないと決めてライブに挑んだ割に周りを気にせず泣く私)。「ひよこぶた」はリコーダーパートをアコーディオンでやってたけど可愛いものは可愛いよね!ピカピカピカピカ…♪


 「強く儚い者たち」のような昔の曲は音楽面の意味でなくどうしようもなくグッとくるものがあり。ネギのハモリを聴きながらMステに初めて出たときからの成長ぶりを思ったり。そしてここからライブハウスでやれば良いと思うよ?的な曲のオンパレード。正しく言うとネギプロデュース曲のオンパレード。Coccoの声も慣れてきたのか俄然伸びが良くなったなぁ。「愛うらら」(Coccoにしか歌えないという意味で個性的な曲だね)、「野火」(格好良いです)、「ガーネット」(実は一度しかCDを聴いたことがないんだった)と続き、やっちゃったよ「カウントダウン」。凄い凄い、なんかもう凄い。ギターがえらい格好良いです。「あっちゃんカッコイー」ってのもこの瞬間ならピッタリな表現。で、「インディゴブルー」で1、2、3、GO!と叫んでみたり、「暗黙情事」でとりあえず何がしか叫んでみたり。叫ぶ時はマイクがハウるからか、マイクを口から離すのだと学んだよ。激しいCoccoちゃんコーナーは初めてサンパレスでの音の悪さが気にならなかった瞬間でした。ネギが最後にジャン!ってやる姿が楽しそう。


 そんなこんなでMC。このテンションの落差は小島麻由美ライブで体感できるものにそこはかとなく似ている。内容は、福岡のFカップの人と友達になり、母親から福岡の人は小麦粉を食べるので胸がでかいと教わった、小麦粉とはラーメンとかお好み焼きのことだ、お好み焼きって大阪だよね?、福岡の友達は卵ででかくなると言う、それ以来毎日卵をひとつ食べている、おっぱい調査隊として女子の胸の大きさを見ながら大名を歩いた、福岡の人はでかいということもなく親近感を感じる人がたくさんいた、とかそんな感じ。「おっぱい」連呼しすぎ。ゆるいね。凄くゆるい。


 激しい曲調→ゆるゆるMC、ときて続くは「陽の照りながら雨の降る」。そろそろフィナーレという雰囲気へ。もっと長く聴いていたかったなぁ、この曲は。ずっと鳴ってて欲しい感じ。そして照明を点描に変えて「流星群」。そういえば激しい曲コーナーを抜かすとライブ全体を通して客席まで照らすような照明だったな。Coccoの心情の変化がよく表されてる事象だと思う。で、きました「焼け野が原」。あっちゃん泣いてたの?声が一瞬変わったような気が。次の曲は聴く前にわかっちゃう。「Happy Ending」だよね、そりゃ。歌詞にわざわざ繋がりを持たせてしまったんだから。歌が良かったとか演奏が良かったとか、そんなことを覚えていられるほど涙腺のきつい娘さんではないです、私。ラストの曲は新曲かな?タイトルも言わなかったけど。メロディの残る、とても良い曲。


 このセットリストでアンコールがあるわけもなく、これでお終い。今までのライブと違うのはCoccoだけ走り去るんじゃなくて、メンバー合わせて6人でカーテンコールをすること。みんなでお辞儀。私、ステージに手を振ったのって人生初かもしれません。




長すぎたし気持ち悪い文章だと気付いた。
削除しようか。でもせっかく書いたし。
セットリストを覚える力は少し付いたので、次は文章をまとめる力を!くれ!