一回まとめたかっただけ。

今日はテキトウな感じで。意味はないですよ、全く。書きたかったのさ。
テーマとしてはロックフェスティバルとは何ぞや、です。夏限定ね。

歴史がある順です。フジは97年スタート、RSRは99年、JAPANとサマソニは00年。
でも歴史がある順とフェスらしさがある順も同じだと思います。
そもそもサマソニはタイトルにフェスって付けてないしな。


日本で初めてのロックフェスがフジロック。現在も日本で一番規模が大きいだろうフジロック。しかし、初年度の97年フジロックは台風のため2日目は中止。基盤のない中での開催ということで、食料もトイレもなくなったが寒さだけはがっつり残ったぜ、という問題だらけの状態。富士山のふもとじゃキツイと気付き、98年は東京で開催。フェス自体はたいそう盛り上がった(盛り上がりすぎて中断もした)が、都内でロックという騒音問題は解決できず翌年から現在の苗場に場所を移す。ちなみに現在も「雨と言えばフジロック」、というように毎年総じて天候が悪いがフジロッカーズは初年度から強く成長したタフっ子が多いのでドンと来い状態らしい(ホントかよ)。邦洋問わずジャンル問わずとにかく出演アーティスト数やステージ数が多く、フェスらしいフェスだと思う。


我らがライジングサンは87年から北海道のプロモーターWESSがやっていたイベントを99年にオールナイト化したのが始まり。といっても初年度は1ステージで、石野卓球に「音が鳴り止む瞬間があるなんてフェスじゃない」と文句を言われる(その割に毎年来てる)。その後年々ステージ数が増え、アーティスト数も増え、場所を少しずつ移動しながら現在に至る。RSRと言えば有名なアーティストへの充実したケータリングのせいか、出演したいアーティストが多いのも特徴。天気も快晴が多く(去年初めてまともに降った)、フジロックに比べてほのぼのしていると言われる。しかし私はがっついている。


初年度のジャパンフェスは1ステージ2日制。しかし台風の通過のため2日目の途中で中断(AJICOと初ライブの中村一義が出来ず)。ここ最近は天気にも見舞われ、フェスなのにチケットが完売するという大盛況ぶり。初年度フジロックの失敗を生かしてか初年度開催時の編集長の意向か、トイレが異常に多く食べ物が旨いと好評。関東圏での開催ということ、雑誌やテレビとの連動による宣伝、大アーティストの出演も相まって黒字フェスとして私の中で有名。ジャパンフェスは一応邦楽フェスとされてるけど邦楽中心フェスだっけ?洋楽アーティストもたまに出るよね?


サマソニは会場を2ヶ所(関東と関西)に設けて翌日アーティスト総入れ替えするという方法で00年から開催。他の大自然でロックとたわむれようぜ的フェスとは違い、気軽に参加してね都市型フェスとして地位を築く。初年度は洋楽中心だったが、現在は邦洋問わず多数アーティストが参加して大規模化。洋楽アーティストはかなり有名どころが毎年来日するのでたまに無性に行きたくなる。


日本四大ロックフェスの説明でした。嘘はないが、意見の偏りがあるな。
こうして眺めるとロックフェスって成長したのねぇ、と思う。
初年度ジャパンフェスなんて限りなくイベントに近いんだもの。
でも当時はそんなこと思わなかったなー。行きたくて行きたくてさ。
炎天下の下でこんなに人が集まることがあるんだ!と素直に感動していた。
現在では日本全国でたくさんのイベントがロックフェスと言う名目で開催され、
そんなに観たいならワンマン行けばいいやん、と思うようになってしまった。
というか、実際そうだと思う。イベントって時間があるから消化不良になるし。
小規模のイベントにケチをつけるのはあまりにも簡単だな。
一種のジャンルにこだわったイベントには開催意義を感じるが、
ある程度の知名度のアーティストを並べ立てただけのようなイベントには辟易する。
あからさまなほど「儲け」という言葉が見えて、目を塞ぎたくなる。
去年「ロックフェス飽和」とかいう言葉がこぞって使われていたが、
今年もまだイベントの数は増え続けているように感じるけれど気のせいだろうか。
日本の人口と土日の数は変わらないのにイベントばかり増やしてどうするつもりだ。
一人2つ以上は行け、ということか。2つで足りるのか?という量だけど。


全国のイベンターさんたちは何がしたいんでしょうかね?
日本四大フェスと書いたけど、これらの何が四大と言えるかって、
初年度の規模はともかく、初めから現在に至るまでの目標が既に設定してあるんだよ。
どういうフェスをやりたいかがちゃんとわかるから、参加する人もわかりやすい。
思えば、毎年各HPにあがる「今年は!」という文章の趣旨は去年と何ら変わりない。
どんなに成長しても目標なんて本来変わるわけがないんだ。
だからこそ違うアーティストが来てもそのフェスに行こうとする。
イベントとフェスに違いがあるとするならば、目標が見えているのがフェスだ。
そこに生まれる、観客の「行く」と「参加する」という違いは、
目には見えないけれど続いていくために重要な要素なのではないかと。


なんてことを初年度RSRのHPを観ながら思った次第でございます。
今年は朝陽見られるかなー。
http://rsr.wess.co.jp/rsr99/pro.html