飯を喰らった。

何円コースの会席だったのだろう。そんなことを考えるあたり貧乏人なのか。
出てきた料理をまとめてみよう。
刺身(トロ、背付きアジ、ヒラメ縁側、海老)、ウニ丸ごと一個、
前菜(アワビやら海老やら)、ハモと松茸の土瓶蒸し、カニ鍋、鯛の松笠焼き
アワビと赤貝の刺身、天ぷら、鳥とゴボウのご飯、汁物(じゅん菜と湯葉)、
で、フルーツはメロンやらなんやら。何だこりゃ。
前菜と一言でまとめてはみたが、なんか凄かったなぁ。量も質も。
鯨肉ベーコンはなかなか旨かった。カラスミは口に合わんらしい。
海老には当然のようにキャビアさんがちょこんと居座ってた。
あー、天ぷらの頃にはお腹いっぱいでもう食べられないとか言ってたなぁ。
松茸は秋と気候が似ているのでこの時期間違えて生えるんだって。珍しいんだって。
なんだかいかにも高そうな松茸だね。匂いなかったけどね。


会席なんて食べ慣れていないわけでして。
そもそもお部屋のご案内で「離れへどうぞ」の意味もわからんわけでして。
離れって何だ。個室すら戸惑うんだって。
食べながら従兄弟の子に「美味しい?」と聞くと、「わからん」と。
それでいいよ、と言われてたよ。その歳で美味しいって将来どうなるんだよ。
こういう料理は慣れなくて良いのだな、と思いながらアワビの刺身を喰う。
新鮮な肝は生で美味しいのだと知った、21の夜。
それでもまだまだ子供舌な私はオムライスやハンバーグの方が好きだ。


帰ってから父の日感謝デー会食だったことを思い出した。
ま、みんなが爆睡する中飲まずに運転したからそれで許してもらおう。
ちなみに食事中に飲んだのはオレンジジュース。
食事にはちっとも合わないけど、私のアイデンティティだよ。