名プログラムよ永遠に。

オフシーズンなので思い立ったらいつも思ってることを書くことに決めた。
最近行われたアイスショーの映像も手に入れては見ているのだけど、
ショーの、しかも放送の感想を書くのも微妙すぎるし。
プリンスアイスワールド2006も放送は見たのだけど、
田村岳斗スカパラの曲で滑ったことにしか特に言及したくなるところがないし。
あとは、アプト短すぎじゃね?などという文句くらい。まぁ放送するだけ凄いけど。
ちなみに岳斗は「(WE KNOW IT'S) ALL OR NOTHING」。選曲はそれで良いのか?
冷牟田さんの声がリンクに響き渡っているだけで私は笑いが止まらないよ。


最近は中国でもアイスショーが行われているようで。
張丹&張昊が「Butterfly Lover」という曲で滑っているのを拝見。
演技よりも中国でこれだけしっかりとしたアイスショーが行われていることに驚き。
生バイオリンに大人数のキャスト、スポットライトに曲に合わせて蝶の照明演出。
張丹は手にジュディ・オングばりのヒラヒラを持ち、蝶のように滑る。
基本的に中国のセンスはどうかと思っているのだけど、これもひどかったなぁ。
どうにかならんもんですかいね。


って書きたいことはそんなことじゃなかったよ。こっから本題。


私にとっての名プログラム、というかこれが過去最高だと思うプログラム。
2003年3月の世界選手権、ペア申雪&趙宏博(CHN)のFS「トゥーランドット」。
SP終了時点でトットミアニーナ&マリニン(RUS)に次いで2位。FSは最終滑走。
前年度金メダリストとしてノーミス演技が期待されていた中で緊張のFS。
高いスロージャンプ、ぴったりと着氷が同時に決まるダブルアクセル
そして私が何よりも好きなのはペアスピンの吸いつけられるあの感じ。
小さな失敗すら全くない完全なノーミスで演技は終了。
観客も素晴らしく、まだリフトが残ってるのに客席スタンディングオベーション
世界選手権は五輪よりも観客がフィギュアスケートをわかっているので、
開催地がどこだろうと(この年はアメリカ)良いものには拍手喝采。スタオベ。
席も立ちたくなるわな。そしてトゥーランドット姫よろしく恋に落ちるわな。
だってこの時の宏博さん、格好良いんだもの。
ホントかどうかは知らないが、この日の宏博さんの演技後インタビュー、
「今夜の真の勝者は雪ちゃんだよ。もしも、できることなら、
僕の分の金メダルを溶かして、君のメダルを大きくしてあげたい」
ですって!恥ずかしいくらいくっさい台詞ですこと!
まぁ言いたい気持ちもわかります。
私、これ以上に真の意味での喝采を受けたプログラム見たことが無いので。


何が良いとかどこが良いとか書ければいいのになぁ。語彙力ないなぁ。
興味のある方はYouTubeあたりで映像を見てくださいな↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=QCCQFlaTPPE


ところで、中国はよくわからない国だ。
このペアは絶対恋人だと思うのだけど、恋人同士は選手になれないんだよね。
だからそういうことには一切インタビューに答えていない。質問自体タブー。
もう30歳を超えてしまった宏博さん達はもう引退だろうか。
唯一表現力を持った中国ペアだったのになぁ。惜しいなぁ。
引退するときは同時に結婚発表でもしてくれたらとてもファンは嬉しいのだけど。
もひとつ理解がイマイチ出来ないのが同姓不婚。
中国は夫婦別姓で母親の名前がミドルネーム、同姓同士の結婚は認めず、が法律。
同姓同士は近親婚とみなすのだそう。例えば張丹&張昊は結婚出来ない。
同姓が近親ってそりゃえらい概念的な考え方だなぁ。
と、フィギュアを通じて国際理解を図ろうとする私は思うわけです。