ロロ記事追加。

荒川の演技はコメ発言、キャンデロロ氏「たたえた表現」
 仏公共テレビが放映したトリノ冬季五輪フィギュアスケート女子の実況で、荒川静香選手の演技を「茶わん1杯のコメに値する」とコメントした長野五輪フィギュア男子の銅メダリスト、フィリップ・キャンデロロ氏が在仏日本大使館に手紙を送り、「演技をたたえたくて、日本の心の象徴のコメを引き合いに出した」と釈明した。
 「親愛なる静香さんと日本の友人たち」あてに書かれた英語と日本語の手紙は30日、大使館に届いた。キャンデロロ氏は「日本人と接してきた私の経験から日本の心の象徴といえるのがコメで、(すばらしい演技の)ご褒美として価値があると考えた」と説明。「イタリア人選手なら、おいしいパスタを心ゆくまで食べてと言っていたでしょう」としている。
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200604010355.html

謝罪しちゃうことが日本国内のロロファンへのアピールと受け取ってしまうのは、
私がキャンデロロファンであるがゆえの歪んだ愛情のせいだろうか?
キャンデロロ公式HPのBBSが荒らされているのを受けてのコメントかもね。
まぁ荒川とロロはオフアイスで交流もあるだろうし誤解されたくはないよなー。
っていうか結局仏公共テレビや所在の分からない弁護士が悪かったわけで。


やっぱり「ロロ(ろろ)」って書くと「口ロロ(くちろろ)」ってバンドみたい。
じゃあ「キャンディローロ」って書けよと言われても呼びなれてるから出来ません。
発音通りだと「キャンディローロ」だと思うのだけれど。


フィリップ・キャンデロロのファンって今どれくらいいるんだろう?
日本のファンがぶっちぎりで多いのはわかっていて、私もその一人なわけで。
フィギュアスケートに興味がない人でも何故か日本人に知っている人が多いロロ。
「d'Artagnan」のプログラムの話をすれば皆「あぁ!」と言う。
ちなみに私が初めてロロを見たのもこのプログラム。
97年トロフィーラリックFSで。他の人の演技は記憶になく、ロロだけが残った。
と言ってもこのとき私は中1、本当にこの大会かは定かでないのが悲しいねぇ。


その頃私はフィギュアのルール一つ知らず、やっていたら見る程度のファン。
そんな私に演技の優劣がわかるわけもなく、順位や点などは興味の対象外。
ただただ見ていて私が楽しいか否か、それだけを見ていた。
ぶっちぎりでキャンデロロは楽しかった。
ヒラヒラの衣装で王子様のように滑るのが男子フィギュアだと思っていた私に、
こんな格好良いのもあるでよ!と氷を撒き散らしながらステップを見せてくれた。
たまたまこの時オリンピックイヤー、しかも長野での開催と知って、
私はかぶりつくように年が明けるのを待った。
長野五輪をもってロロが引退することもわからずに。


長野五輪でロロが3位なことを知らない人は異様なほど多い。
思えば彼はアマ生涯通して華やかな記録はなく、偉大なるスケーターでもない。
それでもこんなに人の記憶に残るんだから凄いよなぁ。
「d'Artagnan」についての感想なんて今更過ぎるから書かないよ。
長野五輪のときに録画したビデオは冬が終わっても何度も見返していた、
この事実だけしか残ってないしね。ビデオは見事擦り切れたさ。
彼がアマを引退してから初めて見たプログラムの数々も全部大好き。
いろいろとロロには問題があったことを知った今でも、ロロの演技が一番好き。
海外のファンサイトのタイトルに「The Sizzling Showman」というのがある。
とても良いね。訳すと「魅せるぜ!このアツイ男!」って感じよね?
あー、好きだー。
凄く好きだー。


こんなんだからいつまで経ってもにわかフィギュアファンなんだろうか。
01年に初めてサーシャ・コーエン見るまでジャンプの見分けすら出来なかったし。
今キャンデロロの演技を見ると、そもそもスケーティングが良くないし、
スピンなんて柔軟性ゼロだし今の採点法なら順位が10は下がると思うのだけど、
それでも好きなもんはしょうがないじゃないか。
いいなぁ、ロロ。好きだ。早く日本に来い。