才能ってやつ。

KOJIMA MAYUMI'S PAPER BACK」というのを買ったのです。
ま、イラスト&散文集というところよりもデモ音源のCDに惹かれて。
あ、散文集としても良かったよ。とても小島麻由美的で。ま、それは置いといて。
デモ音源ですよ、凄いのは。デビュー前だから完全に宅録。プロデューサーなし。


私はよくスペシャなんかでメジャーデビューと銘打たれた人を見て、
確かにこの人ならスカウトするなぁ、とか考えます。
良いかどうかはわからないけど売れるかもなぁ、とか。
ダイヤモンドの原石なんて言葉があるけれど確かに何かしらの魅力がある人。
これから先に期待を持てるという点で。
私が興味を持つかどうかは別の話でね。


でも、小島麻由美はデビュー前の時点で完成されていました。
今と何ら変わりない形で。
(「おしゃべり!おしゃべり!」の異常なリヴァーブは気になるけど)
デモ音源とCD化された音源の違いなんてリズム面くらいで、
やりたい事を既に明確に打ち出して音にしている。
こういうのを才能と言うんだろうな。


何故に世の中に受け入れられていないのかが疑問です。
知名度の割に肝心のCDが売れないのは何故よ?