寄生獣/岩明均
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/07/20
- メディア: コミック
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ある日突然人間が何らかの生物に寄生されてしまう。
同時に、ミンチ殺人と呼ばれる引き裂かれた死体が多数発見される事件が起きる。
それは寄生生物たちが人間の体を養分として食べていることが原因だった。
主人公の体は偶然にも寄生が失敗したことにより、
この生物に右手だけを乗っ取られてしまう。
読み終わって必ず自分の右手を見てしまうのは何ででしょう。
自分の意識とは別に、刃物のように変化し、
同種で殺しあいをしようとする右手。っていうかミギー。
やがてミギーは人間の考えを理解しようとし、
共存できるのではという可能性をも見い出す。
主人公、ミギーがいなくなって(殺されて?)泣きます。
一緒に私も泣きます。
主人公、ミギーが生きていたことを知り泣きます。
一緒に私も泣きます。
ああミギー。見た目はともかく、超可愛い。
「他の生き物の気持ちをわかった気になるのは人間のうぬぼれだと思う
人間の心には人間個人の満足があるだけなんだ
でもそれでいいし、それがすべてだと思う」
ミギーが正しいと思うことは、私たちが思うこととずれている。
かといって、間違っていると決め付けることこそ間違いだ。
だからこそ、人間らしくありたいな、と思う。
- 追記
寄生獣、映画化するらしいですね。ミギーがleftyって。。。
漫画の映画化にはもう、うんざりです。