視力。
唯一と言っても過言ではない私の持病、近視についてのお話です。
私の前で安易に眼が悪い発言をすると100倍返しで攻撃します。
だってみんな視力いいじゃん見えてんじゃん。
せめて0.01と言われてからそういう話をしてください。
・小学2年生時
一番前の席で黒板が見えず、勉強する意志喪失事件発生。
学校の眼科検診にてD(0.2以下)との判定を頂き、初めて眼科へ。
ランドルト環の表は一番上が見えず、というか検診の仕方がよくわからず、
仕方がないので先生に言われて壁にあるカレンダーで視力を測定。
近視0.08を記録。三女の私にフレームの選択権などなく、
姉のお下がりである赤い眼鏡にレンズをいれる。常時眼鏡っ子になる。
以降、数回に渡りレンズの度を上げる。
・小学6年生時
転校祝いというわけのわからない名目で初めて自分の眼鏡を買ってもらう。
フレームはピンクゴールド。近視に乱視を加えて0.03を記録。
勉三さんのような渦巻き眼鏡を初めて手にし、アレが真実だったと知る。
当時ふちなし眼鏡というものが少々流行っていたが、
「ぶ厚いレンズでは無理です」との一言で断られる。
以降、ふちなし眼鏡への強い憧れを抱く。
伊達眼鏡の人に嫌悪感を抱くようになったのもこの時期。
・中学1年生時
前々から両親と約束していたコンタクトレンズを買ってもらう。
「乱視が入ってる上にこの視力だとハードしか薦められない」と言われ、
ハードの酸素透過レンズを常時装用することになる。
眼鏡っ子卒業にきゃっきゃする。
・高校2年生時
近視0.01になったので裸眼での視力検査に一切の意味がなくなる。
度が合わない眼鏡とコンタクトを同時に買い換える。
赤い四角ぶちの眼鏡を買ってもらう。またしてもふちなし眼鏡は無理。
限界までレンズを薄くすると7、8万はかかるというので、
抑えに抑えて6万以内で済むところまで我慢する。それにしても高い。
・現在
眼鏡のコーティングが壊れる。ポイポイ投げるせいだろうか。
度もずれてきているので買い替えを決意する。バット、ノーマネー。
●ペ・ヨンジュン様の店にて
ペ様スマイルで迎えられる。対応してくれた方は詳しくて優しかった。
フレームを決めていざ決戦の場、視力検査へ。
左-10.0、右-12.5という数値がどれくらい悪いかはわからないが、
先ほどまでペ様スマイルを振りまいていた店員が苦笑いしたのは確か。
とりあえず次の乱視検査に移る。
どうやら1.0に見えるレベルの度を入れてから検査するらしい。
だから目の前に出てきた平仮名は読める「べき」であるらしい。
何も読めなかったので途中終了。
ペ様スマイルの店員が私をなだめてつつ説明してくれた。
ハードコンタクトは目を締め付けるから裸眼視力が正常に戻りにくいので、
眼鏡でもう一度来店してくれれば今度は1.0まで矯正できるはず、と。
「眼鏡で運転はできません。信号がよくわかりません」
退店。
店員一同「申し訳ございませんでした」と平謝り。
私、たちの悪いクレーマーみたいだった。
●荒川静香さんの店にて
朝から眼鏡で過ごし車に乗る直前にコンタクトレンズを着用し移動、
店に着いたら即外す、というコンボにより正しい眼の状態で店に到着。
だったら謝らせてしまったペ様の店に行け、と言われましても、ねぇ?
ペ様の店(\18,900)と荒川さんの店(\21.000)の違いは色々とあるのだけど、
荒川さんの店には質がまあまあなガラスレンズがあるというのが大きい。
ペ様の店にあるガラスレンズは質が低くて強度の近眼には話にならず、
プラスチックレンズがあまり好きでない私には合わなかった。
というわけでフィギュアファンっぽく荒川さんのお世話になることに。
視力検査の結果は左-9.0、右-11.5と数日も経たない内に向上。
二桁の大台から降りたことに感激していると店員は苦笑いだった。
次の乱視検査も見事クリアー!困り困りの店員をよそに歓喜する私は、
爛々とした表情で0.8程度に矯正することを決定させる。
ルンルン気分のままフレームを選ぶ。すると店員より、
「その他のフレームもお試しになられますか?」
「え?ふちなしのやつでも良いんですか?」
「どうぞ!お好きなものをお試しください!」
「本当はコレが好きなんです!」
「あ、それは無理ですね」
「・・・・・・」
なんだよ。なんなんだよ。無理なものがあるなら最初に言えよ。
ちなみに私が選んだ「コレ」とは完全なふちなしである上に、
レンズの端に色が付いているように見えるという特殊な形状のもの。
無理なことは最初から気付いてたよ。いかにも薄さ重視な感じだもの。
そんなもんはさっさと諦めて初めに選んだホコモモラのフレームに決定。
「自在にお選びいただけます」と謳われた多種のレンズ表を出されたのに、
選ぶ間もなくレンズの種類を書いていく店員。
ってそれプラスチックではないかい?
「プラスチックは苦手なんです。傷が付くでしょう?」
「でもプラスチックの方が軽いですよ」
「でもガラスの方が薄いですよ」
「でもプラスチックの方が軽いですよ」
でもでも合戦を繰り広げる。
その間店員は軽さについてしか言及しない。結果、
プラスチックとガラスでは1ミリの差があるということでガラスの勝利。
そもそも今使っている眼鏡より重くなるわけないので軽さは重視してない。
そんなこんなでようやくご購入。
・総括
眼鏡屋に行くと必ず喧嘩するのであまり行きたくない。
2万円くらいの眼鏡屋は中等度の視力の方向け。
軽ければ5千円で十分、私くらい強ければ7万くらい出して買え。
で、私くらい強いけど私みたいな貧乏人は諦めろ。