一番ステキな体でいこう。

3歳のとき。階段の上から下まで転げ落ちた。
無傷だった。かすり傷ひとつなく。
小さな頃、歩くのが下手だった。というか、転んでばかりだった。
自分ではよくわからないけれど、家族は言う。
今になって、視力が悪かったからだとわかった。
そりゃあ転ぶよね。見えてないんだもん。


でも、思えば怪我なんてしたことがない。
突き指、打ち身、捻挫、骨折…、全て未経験。
これといった病気もなく生きてこれたことが不思議。
この歳になったらまさか転んでどうこうってことは今更ないよな。


で、転んだ。昨日。
階段から見事にコントのように転げ落ちた。ヒール履いてたせいだな、きっと。
誰に見られることなく、ゴロゴロと転んだ。しかもバイト中に。
負傷箇所、肩、腕、腰、膝、脚、左半身はあざだらけ。
膝を着く度に走る激痛に見舞われながらバイトを終え、
とりあえず痛いところの様子を確認。
あー、紫色。とても紫色。むしろ赤いし。
膝の皿の形も少しおかしいと思う。


なんかもうやる気なくした。
感想なんて痛いとか熱いとかしかないもん。
世の怪我っ子達に敬意を表するよ。
歩くの面倒くさ。
寝るのしんど。