速読。

が私は得意です。
文字の羅列のようなまとまっていない文章も、
単語を掻い摘まんで読むことで人の数倍のスピードで読むことが出来ます。
また、ウェブサイトを見て必要な単語を検索するのが異常に早いです。


でも、この特技は別に必要ではない。
本当に読みたい文章は時間をかけてゆっくりと読むし。
単語検索ならCtrl+Fで十分。
速読はあくまでも速く読むためにしか効果がないらしい。


私の敬愛する写真家・大森克己ブログをやっている。
彼は今、7〜12月にかけて計12回に渡るワークショップを開いていて、
そこでの13人の受講生と大森氏の対話や講評が逐一載せられている。
果ては沖縄からワークショップを受講している生徒もおり、その志は高い。
受講料15万はかかるが、こうしてプロに教えてもらえる機会はないのだ。
結果として、講評の内容が、凄い。
大森氏は写真に対する姿勢を除けば、そんなに真面目な人間じゃない。
逆に言えば、写真に対する姿勢だけが真面目な人間だ。
一人一人の写真との向き合い方が定まってない上で、
向き合い方を決めるんじゃなくて、自然とわかるまで撮れよって考え方。
格好良いな。
下手な芸術論よりわかりやすいのです。
芸術家に素人も玄人もないし。


このブログ読むと涙が出る。
ゆっくり読みたくなるんだな。